二年ぶりのこの大会に参加する気になったのは、父の5年祭で松本に帰省する機会があったので、そのついで・・というと、マラソンがおまけのような表現ですが、いまや、果たしてマラソンがおまけなのか、はたまた父の祭事がおまけなのか、本人もよく分かっていません(笑)。いやどちらも重要なのです。そういうことにしておいてください 笑。
ときにこの日着用したのは、長野マラソンの参加賞の青いシャツです。
安曇野市の気象、最低気温13.3度、最高29.4度、晴れ。内陸らしく、日較差が大きい。まだ梅雨入り前で真夏の暑さとは違いますけど、暑いことは暑い。第二回大会も暑かったです。7月の所沢の耐久レースのように、暑いと分かりきっている大会は暑いものと覚悟した人しか参加しませんので、熱中症でぶっ倒れる人はあまり見ません。真夏の日差しで猛暑の条件下でもです。
ところが6月の安曇野ハーフの時季ですと、まだまだ身体が慣れていないのと、暑さへの備えができていないランナーがいるのと、その他もろもろの悪条件が重なり不幸にして救急車を呼ぶような事態も発生しています。前年の第2回大会も、今回も、救急車のサイレンの音を何度も耳にしました。8時半のスタート。2時間半で走りきるとして、走り終わりが11時。日が高くなり気温が上がりきる前には走り終わりますが、それでもランニングは特に体温が上がるスポーツです。本来は寒い時季のものでしょう。4月を過ぎるとマラソンやランニングのイベントは数が少なくなります。6月のこの大会も、フルは厳しいけれどもハーフなら走れるだろうという読みがあるのかもしれません。
この安曇野の近くでも、松本や大町、長野などがフルマラソンの大会を開催しているのですから、安曇野がその気になればフルマラソンの陸連公認コースはつくれるでしょう。今設定されているハーフマラソンのコースは堀金と穂高の境あたりで折り返しています。素人考えですが、それを思い切り穂高や有明のほうまで(北のほうに)延ばすとか、南側を三郷や梓川(ここは松本市でしょうか)のほうまで引っ張り、あと東西に何度か折り返しをつくれば、苦もなくフルのコースはつくれるような気がします
(交通規制などは無視します)。あえてそれをしないのは、暑い時季の大会のための特別の配慮なのではと思います。6月のランニングはそれだけ厳しいということです。内陸で比較的涼しく、北アルプスに残雪が残っていても、麓の街は暑いわけです。
そうです。この大会、私自身は二度目の参加。第一回は申し込みが遅くて、出走できませんでした。
この年も4月、5月は体調不良で走り込みが足りず、果たしてどこまで走れるか不安ではありました。体調を勘案しつつペースを決めます。いわゆる現場あわせです。
ですので、フルの大会でいつもやるように、事前にこれくらいというペース設定は今回はやりません。
走り出してみると、意外と身体が軽いのでそのままペースを上げていけるところまでペースを上げていきます。フルでこれをやると、20km過ぎの失速を招くことが多く、私はこの方式を採用しません。しかしハーフまででしたら、最初にペースを上げるだけ上げても、勢いで最後まで引っ張れる(ペースを維持してゴール)こともあるようです。ランニング大会では、一緒に走るランナーと気分が高揚してペースがあがったりします。この日もキロ6分を少しきるくらいのペースで押していきます。コースの中間点をこえ、拾ケ堰(じっかせき)と呼ぶ水路沿いのコースを折り返します。ざっくり言うとここまでが北上、その先は南下です。田んぼがアートになっている場所あり、沿道の応援あり、飽きることなくハーフのランが楽しめます。
天気が良い。気持ちが良い! しかしその分暑い・・。かぶり水をするランナー。ミストを浴びられる場所もあります。アイスキャンデーを差し入れてくれる沿道の人もいます。ほんとにありがたいことです。
堀金のあたりで、地元市のスポーツ大使でもあり、大会ゲストランナーでもある有森裕子さんが、立ち止まって、後続のランナーとハイタッチしています。やたらテンションが高い(笑)。スポーツ大使はこれくらい元気でないとつとまりません(笑)。私がハイタッチさせていただいた際には、
「フォー!」と叫んでおられました。後半暑くてだれてくるところに気合を入れていただく感じです。
そしてスタート地点の豊科南部総合公園に戻ってきます。フィニッシュラインを通過。ゴールエリアではボランティアの方が冷たい飲み物や、おにぎりなどを渡してくれます。やれやれ、どうにか今年も走りきれた。
記録。 1時間57分55秒(グロス)、1時間56分44秒(ネット)。総合1303位。
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